雪男がヒカキヨ

数ある中華料理の中で上海蟹をご存知でしょうか。この蟹は、高級料理として認識されていますが、上海蟹とは、中国で水揚げされる淡水蟹のうちでも、とりわけ揚子江の下流あたりで捕獲される蟹を上海蟹と言っているのです。四季に関係なく流通しているので、どんな季節に行ったとしても楽しめますが、10月ごろ、メスはお腹の中に多くの卵を抱え込みます。この時期と、11月の時期の上海蟹のオスの白子はねっとりとして舌触りが最高の時期で、格別の味とされ、大切にされています。あらゆる蟹の産地の中でも、日本一の知名度を誇っているのは、北海道であることに異論はないでしょう。北海道は漁場も豊富で、様々な種類の蟹が獲れます。もちろん他の地域にも有名な蟹はたくさんありますが、それらの要素を踏まえても、全体的にはダントツで北海道が一番でしょう。しかし、実際に北海道に行ってみると、北海道どころか海外産の蟹が道内で売られている場合が少なくないので、ちょっとびっくりします。ご家庭で活蟹を捌く場合、いくつか注意すべき点があります。腹から「解体」するのが基本ですから、蟹のお腹が上になるようにしてください。蟹のふんどしを外します。これは蟹のお腹にある三角形の部分で、指で押すと柔らかいのがわかります。包丁の根元の方を使い、甲羅が傷つかないように腹を正中から真っ二つにします。すると、やや力は要りますが、簡単に脚を胴体から取り外せます。ここで忘れず、エラや薄皮を指で外しておいてください。これらは食べられません。蟹みそがこぼれやすいので、あらかじめかき出して甲羅を入れ物にしておきましょう。これで解体は終了です。さらに、脚は包丁や調理ばさみを使って関節で切り離し、身の肉を出しやすいよう、脚の表面に一直線の切れ目を入れておくのが上手な調理の仕方です。選択を誤った場合、本当は美味しいはずの蟹を楽しめなくなってしまいます。蟹を美味しく食べたい、その願いをかなえるためには、重要なのは選び方です。選び方は、タラバ蟹の場合、重さを見ることが不可欠で必要不可欠な判断基準です。加えて、甲羅の汚れ具合も大事で、きれいなものではなく、汚れており、かつ硬いもの、これがいいです。注文した覚えのない蟹が勝手に自宅に届くのが世に言う「カニカニ詐欺」の蟹通販詐欺です。この手口では、家族が注文したと思い込ませるように代引きで発送してきて、なしくずし的にお金を払ってしまうケースが多いようです。詐欺なのだから突き返してもいいのですが、ベラボウな金額を請求されているわけでもなく、何より実際に蟹はあるのだから、まあいいかと被害を訴えないケースが多くなっています。通販を名乗る荷物が突然届いた場合は、すぐにお金を支払わず、念入りに確認することをお勧めします。調理前の冷凍かには丸ごとのことが多く、丁寧に解凍しない方もいるでしょうが、解凍はおいしく食べる決め手の一つなので焦らずゆっくり解凍しましょう。かにを上手に解凍するコツとして心得ておくべきなのは、いきなり暖かい室内に出すのではなく面倒でも冷蔵庫に入れましょう。これで水分を流出させずに解凍できるので、だまされたと思ってやってみてください。かには脚肉が代表的ですが、本当のかに好きは、味噌を味わっています。味噌のおいしさを堪能したいなら、もちろん毛蟹ですよね。こってりした濃い味の味噌こそこれが最高、と言う方が多いのもうなずけます。毛蟹のボリュームは結構という方には、ワタリガニはいかかでしょうか。毛蟹よりは小ぶりですが、しっかりした味の味噌ですよ。今も昔もご馳走の定番といえば蟹ですよね。最近は、蟹通販を使えば、全国各地で水揚げされた新鮮な蟹を自宅にお取り寄せできます。しかし便利である反面、蟹通販業者の数は多く、中には価格や送料が他より大幅に高いところもあるため、どこから買ってもいいというものではありません。楽天市場などのECサイトや、一般の検索で探せば、蟹が激安だったり、送料が無料だったりするお得な業者もあります。とはいえ、安すぎる店には何かカラクリがありそうですから、レビューを参考にするなどして、蟹の新鮮さや業者の信頼性を確認するクセをつけましょう。ズガニと呼ばれている蟹がいます。この蟹の正式名称はモクズガニです。モクズガニという名称ならば多数の人が耳にしたことがあるのではないでしょうか。モクズガニは河川でみられるカニで、とりわけ鋏に生えている毛が特徴的です。そして、甲羅が手のひらの大きさより一回り小さいほど小ぶりなのですが、それを鑑みると、長い脚を持っています。主として蟹のお味噌汁であったり、炊き込みご飯であったりといった形で口にされます。蟹の食べ放題も増えてきましたが、多くの人は食べ放題の蟹はマズいと思っているでしょう。実は私もかつてはそうでした。中にはその通りの食べ放題もありますが、もちろん例外もあります。お得なだけでなく、美味しく新鮮な蟹をちゃんと出している食べ放題もあるのです。普通のお店ではなく、蟹専門店や、北海道や山陰など名産地での食べ放題コースでは、プロも認めた高品質の蟹に舌鼓を打つことができます。しかし、個人の考えによりますが、極上の蟹を求める人はいわば安心が担保されているブランド蟹を選ぶのが最適ということになるでしょう。
http://www.finansovoe-pravo.com/